TeamHolland, Being awarded??国際雪像コンクール結果!
2010年 02月 08日
コンクールの結果正式発表はこちら
参加賞:prize for participation
* I'm sorry, it is only in Japanese, it will be translated in English ASAP.
今回のTeamHollandのコンクール参加は、多面的に大きな意味があります。
雪像を作らない、と宣言している作品提案をまずは運営側が受けれて制作をさせてくれたこと(担当の方には、承認を取る為に相当無理をしてもらったと頭が下がります)。
雪像をつくる、んじゃないへそまがりなTeamHollandをほかの出場者が暖かく受けれていたこと、高価な道具まで貸して制作に協力的だったこと。アルバイトのスタッフに至るだれもが、いいムードをつくっていたこと。
TeamHollandの提案「The Melting Gift」がプロセス重視の作品である、ということは最初の段階から理解してもらっていたが、コンクールというフォームは鉄壁であると返ってきた、それでもやるなら、と何度も念を押され実現した。
審査員の方からは、いままでにほんとうにだれもやったことのないことをTeamHollandがやったんだ、と何度も言われたこと、The Melting Giftが国際雪像コンクールの歴史、あり方に一石を投じた、ほんとうに面白かったとおっしゃっていただいたこと。
コンセプチュアルアートや現代美術が介入する現場ではない、と思い込んでいた雪まつりに、正面からまともに飛び込んだ、ということが一見ばかばかしいけども、一番重要なんだと考えています。
3日の顔合わせ全体ミーティングの場で、参加者全員に作品の主旨を説明し、反対意見がでなければ参加できるというかなりぎりぎりな状態だったが、「やろうとしていることはなにも隠さず全部説明する」とカミーユは言い切り、まあ、説明した。シロクマがいっしょにいることも、リボンをつけてまつりのお客さんに手渡すことも、そのためにスペースの中にテーブルなど備品を設置する必要があることも(これらはすべて規定外のことである)。
37回にもおよぶコンクールでありながら、「ともかくやらせてみよう」という、いい塩梅のおおらかなムードがTeanHolland の参加を正式に認めたのだろう。ありがたいことだ。
とはいえ、最初から「違う」ことをするために、参加しているTeamHollandが、不安やプレッシャーを抱えながらもともかくひるまずにやりまくったこと、これが一番美しかった、とわたしは思ったわ。
年末のアメ横かっていうくらいの、「オランダ〜!、プレゼント〜!、どうぞ〜!」という、 kamiel, eric, lauran三人のかけ声が耳について嫌気がさすくらいのきつい四日間だったが、すがすがしかった。仲間ながらに、ほんとうによくやったなーと感心している。
捨てられてしまう雪に創造性で意味を与え、価値ある存在に変えること、が、sapporo IIのコアなんだけれども、TeamHollandのThe Melting Giftは、地元のアーティストが感じている「雪まつり」に対する概念をも変えようとした試みであったと思うし、けして小さくはない風穴を開けてくれた。
いっしょにやれてうれしかったです、どうもありがとう。
ついでに、コンクール参加については基本参加者が自己負担なんです、他のチームもほぼそうしている。TeamHollandは、SapporoIIがパートナーではあったけれども、The melting Giftに関わる材料費など私たちは一切サポートしていない。旅費もロッテルダム市に助成を申請しているという内容だ。今年の事業予算が計画通りに作れなかったから、資金的なサポートができなかった。すまん!!!!!!!申し訳ない。そんなこんなも含めて、ほんとうに心からありがとう。来年はもっといいプロジェクトにしよう。
今日は、D&Departmentの二階の展示室でギャラリー番をしているとき、これがアートなんですか?と聞かれた。いま美しいと思うことがアートなんだから、はい、そうです。
いままで美しいと思えなかったことを美しいと発見した、だから、まぎれもなくアートだ、とわたしは思う。
アーティストの力に、いやーまいったというしかない。
いや、実のところ今年のsapporoIIでもまた、また、アーティストとしてだけじゃなくこのプロジェクトに関わってくれる人に、いま毎回「すごい」って感動している、びっくりするくらいよくやってくれている、ほんとうに。
わたしは、、、ちゃんと説明ができるようになりたい。がんばらないといかんんん。がんばろ。よろしくお願いします。mami
by join_sapporo2 | 2010-02-08 10:36 | documentary